2017年3月27日月曜日

[119] Leif Brush - Stitched Phenomena


Label: Pentiments

Catalog#: PEN002
Format: Cassette, Album
Country: US
Released: 2017
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1 Earth Star Songs, Pt. I 23:24

2 Earth Star Songs, Pt. II 23:24

レイフ・ブラッシュ(b. 1932年)は、50年以上にわたり芸術的存在の広大な迷宮の一部を築いた、ある意味では、エゾテリックであったサウンドアート草創期の末端に存在した先駆的アーティストである。 60年代後半、シカゴのアート・インスティテュート・スクールの学生だったブラッシュは、大規模なインスタレーションの可能性を探求し、スチール・ストランド(鋼製ケーブル)で作られた音響構造物の舞台としてよく街の景観を活用していた。彼はミネソタ・ダルース大学の教授に就任した後、絶え間なく進化する「テレイン・インストゥルメント(地形楽器)」というコンセプトを発展させはじめた。それは一般的に、地球の重力や振動をトリガーとセンサーで感知して様々な種類の音波現象を発生させる、自然界の物理的構造物として定義される。この「ステッチト・フェノミナ(編目現象)」には、ブラッシュが2004年に制作した素晴らしいコンポジション "Earth Star Songs" の全編が収められている。47分間の「音のステッチ」は、ジェリー・チャムキス製作のコスモフォンを使って録音された、数十年にわたるアナログ構築と数多くの「テレイン・インストゥルメント」から選ばれた。広大無辺に供給されるレトロ・フューチャリスティックなシンセが不意に発する音とは対照的に、地球と関係のある、また肌で感じることができる鋭い現象が、無限かつ複雑に融合される結果となった。これまで初期のネットレーベルによって低品質のmp3で公開されていたが、今回オリジナルのマスターテープから相応しい完全な品質でマスタリングし、初めてフィジカル・フォーマットでリリースされた。


Wind-as-main-trigger affected aspects of nearby trees during the 60s-90s simultaneously with leif BRUSH's solar powered terrestrial Terrain Instrument constructions- equipped for multiple monitorings from all local analog vibrations via pre-amped sensor output varieties- and were combined with the Jerry Chamkis synthesizer and Kosmophone; multiple year recordings are layered using these sound sources and the master 12-inch reel was released, full version -this copy, on two tracks in 2005; however, in 2006 EARLABS released it in five parts (and interview) under the title terrainstruments, LM029.

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[related]

Musicworks 30: Sound Constructions (1985)

The Aerial #4 (1991)

leif BRUSH :: a path through the years
iiie.klingt.org/leifbrush/workindex.html
w o r l d s o u n d s o r t i n g
www.d.umn.edu/~lbrush/A-Dsoundworksfrom50s.html