2017年7月13日木曜日

[139] Pepe Maina - Winter Sea


Label: Nonsense Studio

Catalog#: -
Format: CD, Album
Country: Italy
Released: 2017

1 Fire 9:53

2 Mekon Temple 5:31
3 Pareidolia 6:56
4 Snakewind 5:11
5 Flying Cow 5:38
6 Molybdomancy 6:39
7 The Seven Sages 5:55
8 Tales of the World 6:41
9 Nana Cuncheta 4:21
10 Mekon Temple (Reprise) 1:51

シタール、タブラ、シンセサイザー、フルート、ギター、中国琴など多くの楽器を弾き熟す多能ぶりから「イタリアのMike Oldfield」とも呼ばれるミラノ生まれの音楽家Pepe Maina(ペペ・マイナ)。地中海プログレ作品で知られるアスコルトから発表された「ハープとフルートの歌」や、自身の住む村にちなんで名付けた自主制作盤「Scerizza」といった初期作品が特に知られていますが、80〜90年代にかけては、ナンセンス・スタジオを拠点に、数えきれない程のドキュメンタリー向けサウンドトラックや演劇・コマーシャルの音楽を制作。2000年代以降はサウンドトラックの仕事から離れるかわりにアルバム制作に専念し、時代のトレンドに流されることなく、マイペースに、しかし年1・2枚というハイペースでセルフプロデュースによる作品を発表し続けています。Jade Warriorから多大な影響を受けたというマイナの作風は、初期から今に至るまで大きく変わることなくフォーキーなプログレッシブ・ロックのフォームが基本となっており、作品はあるテーマに基づく架空のサウンドトラックという演出で制作され、一作品毎に物語性を完結させつつも、すべての作品を連ねて壮大な世界地図や絵巻物を生すかのような、ライフワーク的な姿勢も感じさせます。この「Winter Sea」は、冬の海の散歩や季節の変化をテーマとした最新アルバム。北イタリアの伝統的な子守唄のアレンジ、地中海〜アジア的スケールのメロディ、サンプルやエレクトロニクスを織り交ぜ、「Snow」「Winged Fever」「Strange Morning」といった自身もフェイバリットに挙げるアルバム同様に、ドリーミーでオーガニックなインストゥルメンタル・ミュージックをきかせる充実作です。現在マイナは、70〜80年代の未発表音源のリマスタリング作業を進めていて、それらは後に回顧アルバムとして発表される予定とのこと。


The music created by Pepe Maina here are like little wonders, pretty fantasies of progressive wonder that comes across so colorful and in touch with the fairytale side of life as well as nature. It’s so hard to describe it in a way that is justified, just think of music that takes you away into wonderland; a place on a beautiful planet where everything is gorgeous, peaceful and headaches don’t even exists!


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